価値観の棚卸しシート

相手の価値観を知る前に、まず自分の価値観を知っておく。当たり前のようでいて、意外とやっていない人が多い準備です。自分の考えがあいまいなままだと、相手と話し合っても何が合っていて何が違うのかが分かりません。
このシートは、労働観・金銭観・家族観・人生観・生活観の5つについて、自分の考えを書き出すためのものです。30分ほどあれば一通り終わります。
このシートの使い方
- 紙かメモアプリを用意して、各質問への答えを書き出します。このページはそのまま印刷もできます。
- 正解はありません。「こうあるべき」ではなく、今の本音を書いてください。
- 答えを書いたら、それぞれに次の印をつけます。
- ◎:これが合わない相手とは暮らせない(譲れない)
- ○:できれば合っていてほしい
- △:相手次第で変えてもいい
- 最後に、◎の数を数えて見直します(ページの最後で解説します)。
労働観のチェック
- 結婚後も今の仕事を続けたいですか。続けたい場合、どのくらいの働き方で続けたいですか。
- 相手の転勤についていけますか。自分に転勤の可能性はありますか。
- 単身赴任や別居婚は、選択肢として考えられますか。
- 平日の帰宅時間は、だいたい何時ごろですか。それは今後も変わりそうにありませんか。
- 家事のうち、自分が得意なもの、苦手なものは何ですか。
- 何歳ごろまで働きたいですか。定年後は何をして暮らしたいですか。
詳しい考え方は労働観のすり合わせで解説しています。
金銭観のチェック
- 自分がついお金をかけてしまうものは何ですか。逆に、お金をかけたくないものは何ですか。
- 1回の外食や旅行に、いくらまでなら「普通」だと感じますか。
- 毎月どのくらい貯蓄していますか。貯蓄の目的は何ですか。
- ローンや借入れはありますか。あれば、相手にいつ伝えるつもりですか。
- 結婚後の家計は、一緒に管理したいですか、別々に管理したいですか。
- 親への仕送りや援助は、今あるいは将来、必要になりそうですか。
詳しい考え方はお金の価値観で解説しています。
家族観のチェック
- 子どもを持ちたいですか。持つとしたら、何人くらいを考えていますか。
- 子どもを持たない人生も、選択肢として考えられますか。
- 相手に子どもがいる場合、一緒に暮らすことを考えられますか。
- 自分の親は今どこに住み、どんな暮らしをしていますか。将来、介護が必要になったらどうしたいですか。
- 親との同居や近居について、どう考えていますか。
- 実家への帰省は、年に何回くらいが自然だと感じますか。年末年始はどこで過ごしたいですか。
詳しい考え方は家族観で解説しています。
人生観・世界観のチェック
- これまでの人生で、一番大きな決断は何でしたか。なぜそう決めましたか。
- つらい時期を支えてくれた言葉や考え方はありますか。
- 迷ったとき、慎重に考えるほうですか、まず動いてみるほうですか。
- 仕事、家族、趣味、友人。今の自分にとっての優先順位はどうなっていますか。
- 10年後、どこで、誰と、どんな毎日を送っていたいですか。
- どうしても許せないと感じる人や行動はありますか。
詳しい考え方は人生観を言葉にするで解説しています。
生活観のチェック
- 食事は自炊が多いですか、外食や中食が多いですか。食事にこだわりはありますか。
- 作り置きや残り物を食べることに抵抗はありますか。
- 住むなら都会と郊外・地方のどちらがいいですか。持ち家と賃貸ではどちらがいいですか。
- 休日は家で過ごしたいですか、外に出かけたいですか。
- 一人の時間はどのくらい必要ですか。
- 部屋の片付けや清潔さについて、どのくらいの状態なら気になりませんか。
生活観は4つの価値観ほど大きなテーマではありませんが、毎日のことなので、合わないと小さな不満が積もりやすい部分です。
譲れないこと・譲れることを分ける
すべての質問に印をつけたら、◎の数を数えてください。
◎が10個を超えているなら、一度見直してみることをおすすめします。◎の数だけ、相手に求める条件が増えているからです。ひとつずつ「これが合わない相手とは、本当に暮らせないだろうか」と問い直してみてください。多くの人は、本当に譲れないことが2つか3つに絞れるはずです。
反対に、◎がひとつもない場合は、本音を書けていない可能性があります。「相手に合わせればいい」と思っている項目の中に、実は我慢すると後でつらくなるものが隠れていないか、確かめてみてください。
残った◎は、交際が進んだら早めに相手と話しておくべきテーマです。○と△は、相手を知っていく中で少しずつすり合わせれば十分です。
書き終えたら
このシートは、相手に見せて「答え合わせ」をするためのものではありません。自分の考えを知っておくことで、相手と話すときに何を聞けばいいのか、どこなら歩み寄れるのかが分かるようになります。
相手の考えを聞くときは、質問を一度に並べて面接のようにしないことも大切です。自分の答えを先に話すと、相手も話しやすくなります。各価値観の記事の最後に、交際中に使える質問の例を載せていますので、あわせて参考にしてください。
シートの答えは、年齢や状況によって変わっていきます。半年や1年ごとに見直してみると、自分の変化にも気づけます。