三十代中盤からのマッチングアプリ

昼下がりのカフェのテーブルに置かれたスマートフォンとコーヒー

マッチングアプリは、今や結婚につながる出会いの場として定着しています。国の調査でも、ネットを通じて出会って結婚した夫婦の割合は、数年で倍以上に増えました(出会いの場 総合ガイド参照)。

三十代中盤からでも、使い方さえ押さえれば十分に有力な選択肢です。この記事では、アプリの選び方から、プロフィールの書き方、初対面までの流れ、注意したい相手の特徴までを解説します。

目的によって向き不向きがある

マッチングアプリとひとくちに言っても、利用者の目的はアプリごとに大きく違います。大まかには次のような種類があります。

三十代中盤から結婚を考えているなら、婚活向けのアプリを中心に選ぶと、目的のずれが起きにくくなります。料金の仕組みもアプリによって違い、男女とも有料のもの、一方だけが有料のものなどがあります。一般に、利用者全員が料金を払っているアプリのほうが、真剣な人の割合が高くなりやすいと言われています。

法律により、マッチングアプリでは利用者の年齢確認が義務づけられています。さらに、本人確認書類の提出や、独身証明書の登録ができるアプリもあります。こうした確認の仕組みが整っているかどうかも、選ぶときの目安にしてください。

なお、都道府県などが運営する結婚支援センターの中には、会員登録をして相手を検索できる仕組みを用意しているところもあります。民間のアプリに抵抗がある人は、住んでいる地域の取り組みを調べてみるのもひとつの方法です。

プロフィールには条件より生き方を書く

プロフィールは、アプリでの出会いの入り口です。三十代中盤からのプロフィールで大切なのは、条件を並べることより、どんな生き方をしている人なのかが伝わることです。

書いておきたいのは、たとえば次のようなことです。

「優しい人が好きです」「一緒にいて楽しい人がいいです」といった、誰にでもあてはまる言葉は、読んだ人の印象に残りません。「平日は仕事中心ですが、週末は料理をして、夕食をゆっくり楽しむのが好きです」のように、具体的な暮らしの場面が浮かぶ書き方を心がけてください。

写真は、最近撮った自然な表情のものを選びましょう。何年も前の写真や、加工の強い写真は、会ったときの印象との差がかえってマイナスになります。

離婚経験や子どもの有無は、プロフィールの段階で正直に書いておくことをおすすめします。そのうえで興味を持ってくれた人とだけやり取りするほうが、結果的に早く、理解のある相手にたどり着けます。

メッセージから初対面まで

最初のメッセージでは、相手のプロフィールの具体的な部分に触れると、きちんと読んでくれたことが伝わります。「はじめまして。休日に山歩きをされていると拝見しました。私も最近、近くの山に登り始めたところです」のように、自分のことも少し添えると、相手が返事をしやすくなります。

やり取りの中で、質問を一度にいくつも並べるのは避けましょう。面接のようになってしまいます。相手の話に反応し、自分の話もする、という往復を続けることが大切です。

やり取りが長く続きすぎると、会ったときに「思っていた人と違う」と感じやすくなります。ある程度話が合うと感じたら、数週間のうちに、昼間のカフェなどで短時間会うことを提案してみてください。最初は1時間ほどのお茶くらいが、お互いに負担がありません。

初めて会うときは、次のことを守りましょう。

見栄を張らない、盛らない

アプリでは、少しでもよく見せたいという気持ちから、年収や趣味、写真を「盛って」しまうことがあります。しかし三十代中盤からの出会いは、結婚を見据えたものです。最初に盛った分は、いずれ必ず説明しなければならなくなります。

また、たくさんの人とやり取りできるアプリでは、誰からも好かれようとして、相手に合わせすぎてしまうこともあります。けれども、合わない人と合わないと分かるのも前進のひとつです。自分を偽って続けた関係は、どこかで無理が出ます。

ありのままの自分を見せて、それでも関心を持ってくれる人と出会うこと。遠回りに見えて、それが一番の近道です。

注意したい相手の特徴

アプリには、残念ながら結婚相手を探す以外の目的で登録している人もいます。次のような特徴が重なる相手には注意してください。

とくにお金の話が出た時点で、相手がどれだけ誠実そうに見えても、やり取りをやめることを強くおすすめします。典型的な手口と対処法はロマンス詐欺・結婚詐欺の見分け方で詳しく解説しています。